害 虫

ゴキブリ
ゴキブリ見た目が不快なだけではなく、病原菌の媒介やアレルギーの原因にもなります。病原菌(サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルス)を運搬し、糞、死骸などがアレルゲンになります。繁殖力が非常に強いです。

ノミ・ダニ
アレルギー疾患の原因の80%以上がダニによるもので、イエダニはネズミに寄生して感染症を媒介します。ノミは主にイヌやネコに寄生し、人も吸血する害虫です。ペットを飼われているご家庭注意が必要です。

トコジラミ
トコジラミは南京虫とも呼ばれ、吸血している間、血液の凝固を防ぐため唾液を注入します。これがアレルギー反応を引き起こし、激しいかゆみや発赤等におそわれます。皮膚をかきむしることにより皮膚障害を起こす場合もあります。

ハエ・コバエ
ハエは単に食べ物にたかるだけではなく、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌などさまざまな病原菌を媒介します。コバエは、ショウジョウバエ、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエなどの小さなハエの総称です。見た目に不快で、植物や糞尿、生ゴミ等にたかるため、食品事業者や飲食店に深刻な被害をもたらすことがあります。

ハチ
ハチに刺されると痛みや発赤が生じ、かゆみを伴う場合もあります。ハチに刺された後、アナフィラキシーショックによって激しい全身症状が現れ、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることがあります。

ムカデ・毛虫
ムカデに咬まれると、咬まれた箇所に激痛が走り赤く腫れ上がり、 痛みは数時間ほどで治まりますが、咬まれた箇所にしびれやかゆみが生じる場合があります。 まれに、発熱やめまいといった全身症状が出ることもあります。毛虫は直接触ったり毒針毛が皮膚に触れて症状がでます。刺された数時間後に患部が赤く腫れ痒くなります。

白アリ
イエシロアリは繁殖力が強く、古材よりも新材を好み、食欲は旺盛で加害も急激なため被害が家屋全体に及んで家が倒れることもあり危険です。ヤマトシロアリの加害は緩慢で浴室や湿気の高い床下などの下部に集中しています。

黒アリ
アリは、屋内に侵入して砂糖やお菓子などに集まります。外来種のヒアリは刺されると火傷のような激しい痛みを生じます。毒性が強く、毒針で刺されるとアレルギー反応で死にいたる危険性があります。同じく外来種のイエヒメアリは、家の中のちょっとした隙間や壁紙の裏などに巣を作って大繁殖するため、駆除が非常に難しいアリです。
害獣・害鳥

ネズミ
ネズミによる衛生的被害には、感染症、皮膚炎、精神的障害などがあります。また、鋭い歯でコードなどを噛み切ることによって停電や火災などの被害を引き起こす事もあります。

ハト
糞による悪臭や、建築物の汚損による不快感が大きな被害です。近くに巣やフンが残っていると飛来しやすくなり、家庭での洗浄は費用がかさみます。

カラス
カラスは非常に賢く被害としてははゴミ置き場の生ごみを散らかす事が1番に挙げられます。また、鳴き声がうるさい、威嚇や攻撃をされるといった被害も多いです。

ハクビシン
ハクビシンは民家の屋根裏に住み着き、大きな足音による騒音や糞による悪臭・寄生するダニ・ノミの二次被害があります。また様々な雑菌の媒介にもなっています。

イタチ・テン
イタチやテンは、天井裏を走り回って騒音を出したり、また断熱材を破って巣を作ります。糞や尿による悪臭、シミなどの被害もあります。特に糞尿が残っていると、縄張りと認識して何度も侵入する場合があります。

タヌキ・アライグマ
屋根裏に侵入して屋根裏などをねぐらとして住み着き、糞による悪臭や騒音などの被害があります。また感染症の媒介となり、特にアライグマは危険な寄生虫「アライグマ回虫」を持っています。